2018年2月25日日曜日

マスコミはやっぱりパワフルなんだな

最近、ツイッターとか自分の本の宣伝ばかりになってしまい、申し訳ないです。しかし、ここ数年、この本に「明日」を託してきた(って変ですが)ものですから、できるだけ多くの人に読んで貰いたいという気持ちがやっぱりあって、自分の使える告知手段はSNSしかなく、それでまぁ、こうなってしまうので勘弁してください。

発売から一か月経って、大学の時の友だちや、大学院関係の知り合い、競輪ファンでツイッター使っているような人の一部、くらいには「出しましたよ」情報が伝わったかなという感じだった。買って読んだとメッセージくれた方も何人かいらして。でも、それでもう頭打ちかもなと思っていた。アマゾンの売れ筋順位みたいなの見たら、私の本はおよそ「9万位」。どれだけ沢山の本があるんや…。しかし、紀伊国屋の梅田店にも何度か寄り、ギャンブルコーナーにひっそりおいてある自分の本を見て、これは確かに9万位だなとしみじみ思ったのでした。こないだ見たら、もう品切れで。実は、新刊書が出ると、最初は新刊コーナーに置かれるのだろうと何となく思っていましたが、それはとんだ勘違いでした。ビッグマン(待ち合わせスポットの大型ビジョン)横の入口のあそこにあるのは、全部売れることが予想される本だけなんですな。よく考えたら当たり前です。

そんな訳で、知り合い、SNSのつながりで買ってもらうのは、これで限界かなと思っていたところ、一昨日、日経新聞の夕刊に結構大きく取り上げてもらいました。非常勤先のある先生から時ならぬ電話がかかってきて、何だろう、仕事なくなるのかなと思って出たら「新聞に載っていたよ!★4つだったよ!」とのお知らせだった。さっそく、駅のコンビニまで新聞を買いに行き、読んでニヤニヤしました。そして次の日、アマゾンを見たら、2600位くらいにあがっていました。最初からそれくらいなら、本ってめちゃくちゃ多いんだなぁ。上に2000以上売れている本があるのか、とガッカリしたと思います。でもそれまで9万位だったから、序の口から、一気に十両くらいまで上がったような気分になりました。実際、何冊くらい売れたらそうなるのか分かりませんが、新聞離れだなんだって言っても、やっぱりマスコミってすごい力もっているんだなぁ、と今さらながら思いました。次の日からは1000位くらいずつ落ちてますが。でももう十分です。そろろそ「次」について考えていかないと…。

それぞれの人の貴重な時間を使って自分の本を読んでもらうということのありがたみを、初めて実感しています。他の人の仕事も丁寧に読まないとなということもあらためて。

2018年2月19日月曜日

スポーツに対する相反する思い

オリンピックをやっている。自分は、ほとんど見ない。興味ないから、というより、見るとワサワサとした感情がわくからだ。見たら、当然ながら、結構面白い。じゃぁ、面白いから見よう、とならない。ひっかかりは、ナショナリズム関連のものと、あとは、自分自身のスポーツへのコンプレックスもあるか、とにかく、よく分からないが、素直には楽しめないのだ。面白い所あるのに。自分は形ばかりとはいえ、スポーツ何とか学会に入っていたりする。そういう所にいる人は、全員がスポーツ好きだ。調べた訳ではないが、普通そうだ。近年、ポピュラー文化に関する研究とかも増えてきて、マンガ学会やポピュラー音楽学会などが生まれ、規模も大きくなっている。まさか、そんな学会に入っていて、例えば、マンガ嫌いや、音楽嫌いはいないだろう。趣味がいろいろで、こういうのは嫌だとか、うるさい人は多いだろうが、基本は、マンガ好き、音楽好きに決まっている。スポーツもそうだろうが、自分は苦手なのだ。じゃぁ、そんなものに関わらなければいいのだけど、気にはなるのだ。自分はなぜスポーツが気になるのか。それなのに嫌なのか。この辺り、これから真面目に考え直して、何か皆に共有できる形にしたいと思う。それにしても、一つの競技に人生かけて生きるってどんな感じなのだろう。何が見えるのだろう。何にも賭けずに生きてきた自分のようなものには、とても見えない何かなのだろうな。スポーツ苦手だが、スポーツ選手たちの姿が見える場所には居たい、と思ったりもする。

2018年2月15日木曜日

あけおめ他

あけましておめでとうございます。日本以外の東アジア圏では、明日あたりから陰暦の正月休みのようですが、この「あけおめ」は新暦のものです。11月から更新してませんでした。書きたいことはあるにはあったけど、どうしても優先順位は下になってしまっておりました。ツイッターは、暇つぶし、逃避、寂しさ紛らし、などなどの目的で毎日何かつぶやいてますが、ブログになるとちょっとは集中力が必要になり、やるべきことが他にある時は、なかなか手がつけられません。この間、ようやく本を出版できました。あれこれ20年かかりましたが、今回の本の原稿を実際に書きはじめたのは2015年くらいからです。このブログ、これまで無気力な記事を時に更新するだけでしたが、無事に出版できたあかつきには、宣伝したり、裏話を書いたり、あるいはテーマである競輪について情報発信したり、エッセーのようなものを書いたりするのに活用しよう、などと考えていました。自分には正規の仕事場もなく、積極的に関わっているアカデミックな集団もないので、「誰でも発信できるツール」を使って、直接、「読者」に届けるしかないだろうと。出版して3週間過ぎました。ツイッターは告知にちょっと活用して、全国で20人くらい(何となくの予想)には買ってもらったような気がします。ありがとうございました。出版を通して考えたこと、反省点なども、いずれ書きたいと思います。これまで、ツイッターは匿名で遊んでいました。知り合い等には隠してませんでしたが、知らない人には個人情報は隠したままでした。今回、本の宣伝をするために背に腹はかえられず実名垢(だいたいは)にしました。連動している、ここもそんな感じになっています。毎日、自分以外に一人のアクセスがあるかないかだったのが、10人以上くらいには増えたようにも思えます。全然更新していないのですが。本のことを知って、ついでにのぞいてくれている人もいるのでしょう。しかし、SNSというものは、顕名にすると書き込みに当って「こんなの書いてもいいのか?」という自分内編集者の声は、やはり強くなりますね。講義を受けてくれている学生さんに見つかって、不快な思いさせないかな、とか。政権の批判のようなものをつぶやいたら、これこれな人に、あれこれだと思われるんでは、とか。どう思われても別にいいけど、面倒くさくはあるな、とか。逆に、まじめに社会問題に取り組んでいる人とかに、競輪の話題とかめざわりかもな、とか。そういうものです。趣味用は趣味用。友だち用は友だち用。その他、自分が持っている顔毎にIDを使い分けてSNSをしている人がいるのを不思議におもっていましたが、分からなくもないではない。でも、ツイッターのタイムラインは、ごちゃまぜで色んな物が流れてくる方が、自分にとっては面白い、と今の所は思っています。あんまりアホすぎる差別的なものなんかは、ミュートするなどしていますが。とにかく、これしか手段がないから、SNSはしばらく使い続けます。ここも、もう少し頻繁に更新したいと思います。今年は。