2017年4月8日土曜日

去年も同じこと言っていた

家のそばの公園、桜が満開に。今日明日あたり、晴れていたら何組かは花見する姿も見られたはず。買物に行く途中、同居人と「晴れたら、ここでお昼に弁当でも食べて花見気分味わうのもいいかもな」と話したら、「去年、そう言うてそれやったやろ」と言われる。そう言われれば、同じ気分で、同じこと言って、桜の下に腰かけて何か食べたことを思い出した。「あんた、大丈夫か?」大丈夫じゃないかもしれない。最近、確かに物忘れがひどくなっている。実は、去年のお弁当の記憶も、そう言われれば食べたと思うのだけど、具体的に何を食べたのかとか、どんな感じだったかはぼんやりしている。一年前の、普段と違う行為なんて、ちょっと前まで忘れるようなものではなかったのに。有名人の名前。読んだ本の内容。というより、それを読んだかどうか。こんなのは、だいぶ前からどんどん忘れるようになっているが、自分のやったことまで、抜け落ちるようになると、本格的に不安になってくる。頭の中にある、わたしの世界が、現実の自分の世界と乖離していっているということでもあるし。脳みそのアンチエイジング的なことをやって、もう少し抗うべきなのか、あるがままに忘れて行くしか仕方ないのか。子供の頃のも含め、自分にだって思い出の数々があるはずなのだが、なにもかもリアルな物じゃなくなっていくようだ。

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