2020年8月2日日曜日

スマホ時代突入

 去年の11月、スマホを導入した。このまま限界まで「ガラケー保存会」のメンバーとして活動続けるのも悪くないかと思っていたが、持っていたガラケーが不調になり、契約月で解約しやすいタイミングでもあったりして切り替えることにした。携帯を持って以来(25年くらい?)、ずっとau(最初は関西セルラー)だったが格安会社に移った。ガラケーの料金はそれまで毎月2000円前後くらいだったが、あまり変わらないくらいで何とかなった。機種も中国製のoppoが安くて良さそうだったのでそれにした。「何とか割引」がいろいろ適用されて、ほとんど機種代は取られなかった。今さらだが、携帯会社の商売って本当に不透明だ。比較対象があまりないからわからないが、快適に動いているような気がする。もっと待てばもっと安かったのか、自分が契約した額が高いのか安いのかよくわからないが、それまでの電話代から大きく超えないならまぁいいかと思っている。

というわけで、未だにスマホ生活に一歩踏み出せないおともだちに向けて、半年経過して分かったスマホ生活の素晴らしさについて簡単に報告。


1.いつでもツィッターができる!

ガラケー時代は、紙のメモ帳を持ち歩いて「あ、これ後でつぶやこう」とメモしたりしていたが、スマホなら、つぶやきたくなったらいつだってつぶやける。以前は、パソコンの前でしかタイムラインが気にならなかったけど、スマホを持つとずっと気になり続け、依存症がどんどん深刻化しているのを感じ、そのため「ツイ禁しなければ」という健全な意識が湧いてくる、というプラス作用がある。


2.いつでも写真が撮れる!

ガラケーのカメラよりキレイ。カシオのコンデジ(2013年製)も持っているが、こっちの方が断然キレイだった。そのまま、グーグルフォトにバックアップできるようになっており、自分のプライベートを世界のグーグル社に管理してもらっているという安心感が得られる。そして機械は中国製。つまり米中という二大覇権国家に情報が流れているわけで、そう考えれば、日本なんていうちっぽけな国の監視など、恐れるに足らず、という大きな気持ちになれる。


3.天気予報がいつでも見られる!

177に電話しなくても最新情報が得られる。10円浮く。


4.辞書がいつでも使える!

ネットの辞書がいつでも引けるので、辞書を持ち歩く必要はない。カバンが軽くなる。


5.回転ずし屋の予約がとれる!

アプリを入れたら簡単。前回、いつ行ったのかもすぐに確認できる。


6.いつでも車券が買える。

競輪という特殊なスポーツを愛好している人には便利。

このように、いろいろ便利なのは確か。そして、ウォシュレットなどと同じで、一度使ってしまうと、もう「無し」には戻れない。起きたらすぐに確認し、トイレにも持って入り、外ではスマホで地図を見て、寝る前にも何か見ながら寝る、というような感じになっている。もともと丸い背中が、さらに丸く… 


というわけで、アカンおもちゃを手にしてしまった、という気がしないでもないでもないでもないが、この4月以降は、スマホにしておいて(これは本当に)良かったと何度か思った。コロナで、遠隔授業をせざるを得なくなったのだが、そのために必要な機材はどこの大学も用意してくれない状況だった。後になってウェブカメラだけは貸してもらえたのだが、最初は何もなく、1回目のZOOM会議どうしようかと困っていたら、スマホが代用できることが分かった。また、学校や学生からいろいろメール連絡が来る状況になり、どこでも確認できるのも助かった。(もっとも、あまり出歩く機会もなかったのだが…)

そして、なんといっても一番は、ボイスレコーダーとして使えたこと。インタビュー用にICレコーダーは持っていたのだけど、古い機種で、聞いてみたら耳に心地よくない音質だった。パソコン用のマイクも音が悪く、マイクかICレコーダーを買い替えるしかないかと思ったが、かなりな出費だ。全部自腹だし、実は今年は去年より何コマも仕事が減って、さらにさらに倹約生活をしなければいけない状況だったので、何とか金をかけずに凌ぎたかった。しかし、スマホで録ってみたら、思ったよりも悪くない音質だったので、本当に助かった。

「はい、こんにちは。ナントカの授業の何回目です。はりきっていきましょう!」夜中に、スマホに向かって背中を丸めと90分講義を吹き込む、というやり方で遠隔講義を乗り切ることができたのだった。

ありがとう、格安通信会社、ありがとう、格安スマホ。


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