2016年10月2日日曜日

観光地化することが何もかも良いことだとは思わないが

自分が住んでいる大阪にこんなにも外国人観光客が来るようになるなんて一昔前は思いもよらなかった。道頓堀のあたりなど、外国人だらけになっている。解放感があって、自分にとっては本当にうれしい変化だが、反対に思う人もそりゃいるだろう。自分たちの馴染の空間が、よそ者に占領されているという気になるような。自分は、生まれてから、ずっと大阪に住んでいるが、ミナミなど、中心地が自分にとって「なじみ」の空間といえるほど、この町の文化に溶け込んでいるわけではない。近年はお金もなく、飲みに行くことも全くなくなったので、街から疎外されているような気もしている。そんなだから、観光地になることを手放しで喜べているのかもしれない、とも思う。ツイッターなどで、他のことではそうでもないような人が、「外国人」観光客、この場合は、アジアからの、に対する嫌悪感を表明しているのを見て、がっかりすることなどがたまにある。うっすらとした排外主義は、多くの人に共有されているし、自分にだってゼロとはいえないだろう。だからこそ、はっきりした排外主義があらわれる行為には、頭に血が上ってしまうのかもしれない。まじめに考えないとと思いつつ、旅行者相手に韓国語の実戦練習する機会、どこかにないかなとか、何か商売ができないものかな、というよこしまなことをあれこれ考えるのであった。

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