2017年9月13日水曜日

一週間、ソウルに行ってきた

ソウルに行ってきた。6泊7日の旅だった。主目的は、金、土、日にあった第五回競輪日韓戦だった。日韓戦は二回目を除き、現地観戦している。今、韓国の競輪について手探りで調べている最中で、いろいろ取材できればという思いもあった。向こうの公団の人にちょっと話は聞けたが、取材させてもらうのは簡単ではないようだった。韓国競輪は、国直轄の体育振興公団が直営でやっていて、メディア取材などもかなり規制しているので、日本のようなプレスルームがなかったりする。許可された専門紙のインタビューが前検日にあるだけ。そのあたりのことも、去年、今年と現地に行ったからこそ分かったことではある。

3日間競輪場に通い、レースを見る。それ以外、何も決めていなかった。折角だから前後1日ずつくらい空けた日を入れておこう、という日程だった。今の私は、どうしても行かなければいけない仕事がとりあえずしばらくない。そういう生活だから可能な日程だ。飛行機代、宿代合わせたら3万くらいはかかったが、最低ラインには抑えられた。時は金なり。こういう時間の使い方が、よかったのかどうなのかはほんとによく分からない。この間、自分は何をしているのだろうと何度も思いながら過ごしていた。ただ、今年の夏は、ずっと重い宿題だった一つが一区切りついたということもある。他にも鈍行旅行をしたりしたが、何やっているのだろう、まともな大人ならこんなことはしてないぞ、という内なる声が出てきても、まぁ、今年はええがなという気休めの甘い声が、スムーズに出てくる、というと変だが、そういう状況ではあったのだ。

昨日帰ってきて、やはり今は全身が怠い。ダラダラとしていたとはいえ、家にいるよりは大分動き回った。ガラケーについてる歩数計を見たら、だいたい毎日一万歩くらいは歩いている。行っている間は、もう少し日数減らして、頻繁に来るようにした方がいいなと後悔することもあったが、とりあえずの非日常を楽しんだ、ような気がする。

何で韓国なのか、韓国が好きなのかどうなのか、何がいいのか悪いのか、いろんなことを自分に問い直すような時間でもあった。自分が韓国へ最初に行ったのは6年前で、今回は6回目くらい。長年の韓国マニア?の人に比べたら、入門者もいいところだ。しかし、こんなことは他の人がどうとか気にしない方がいい。偉そうに自分だけが知っているみたいな顔をしなければいいだけだ。自分は自分の生を生きているのだから、そこでの体験や行為がどんな意味があるのかは、自分が決めればいいのだ。そしてまた、社会の中に生きてもいるんだから、自分の目で見た何かについて他人に伝えたいと思うのも当然のことだろう。

何の話か。それまで、出不精な生き方をしてきた自分にとって、何度も出かけようと思う外国があるということは、ある意味感動的なことと受け止めていて、それだけに、旅行してきたらいろいろ他者に向けて報告したくて仕方がないのだ。しかし、現地在住の人の深いブログ記事などを読むと、自分が「見た」ことなど、誰でも知っているようなことにすぎないしな、と考え、書く意欲がくじかれてしまう。という訳で、そんなストッパーはできるだけ外して、書きたきゃ好きなように書いておけばいいんじゃないか、と自分を励ましているのである。

のんびりした日程だった。安いノートを一冊持って行って、何やかや日記みたいなことをメモしてきた。それを見て、整理しなおして、滞在記みたいなのを書こうと思うが、考えるだけで面倒でもある。というわけで、とりえあえず、行って帰ってきた、とだけ書いてアップしておこう。
チャムシルのオリンピック記念公園にいたウサギと交流するおじさん。

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