2012年3月11日日曜日

釜山港に帰れ 돌아와요 부산항에 (5)

  市場のすぐ裏は、海。貿易港と、大阪、福岡、対馬、下関などと結ぶ国際旅客船舶港と、漁港と、港のすべての要素が詰まった巨大な釜山港は、見るからに活気にあふれていた。
  国際市場という、おそらく闇市などから発展したのであろう商店街へ。
  古本屋街にもいく。このあたりは、去年の秋にも散歩したところだ。資本論の韓国語訳が。今の韓国は新聞でもほぼまったく漢字を使わない。漢字復活したらいいのに。
  豚の枝肉が外から見える。
  鯖。
  行くところもなく、釜山大学に行ってみる。若者の街になっているというので。大学の近くにいろんな飲屋や服屋が並ぶ。屋台なんかも。こういう環境は、日本の大学にはないなぁ。この写真は、大学の敷地内に作られているショッピングセンター。国立大なのに、こんなことになっている。新自由主義化というやつだろうか。
  やきとりサラリーマン金太郎。無許可でしょうねぇ。日本料理店(日式食堂)は、かなり数が多い。
  カレー。きいろめしや。
  東菜温泉という釜山市内の温泉地にいく。ここには、無料の足湯があった。テレビ番組でロケしているのを見たところを回る感じになってしまった。近くの山にハイキングに行った帰りの年寄連中が数多くいた。60代以上の韓国の人たちに交じって足をつける。最初に足をあっちで洗うんだ、というようなことを最初に注意される。結構熱い。じろじろ見られる。本を読んだりしている人も。
途中から来たおっちゃんは、手に日本語会話のテキストをもっていた。商売で使うために勉強中なのだろう。日本語通じる、ということになって、ガイドブックになんか載せてもらえば、そりゃ売上大きく変わるだろう。なんかからまれるだろうと思っていたら、案の定、「日本の方ですか」と声をかけられた。はぁ、と答えると、すみませんが、これをどう読むのか教えてください、と持っていたテキストをこちらに見せる。
「私には難しすぎてわかりません」という例文だった。「む、ず、か、し、す、ぎ、て、~」とゆっくり区切って読んであげた。 「あー、ありがとうございます」とまたテキストに戻られた。
難しすぎて、という発音が、難しすぎて、分からなかったのだな、というのがちょっと面白かった。
  チェーンのフグ屋。1000円ちょっとのフグ鍋定食。あっさりしたあじ。旅だし、ということで、昼間からビールを一本あけて。
その後、温泉地に新しくできたスパ施設に行った。行ってみたら、新世界にある世界の温泉スパワールドと、ほぼ、同じようなものであった。
最後の夜の晩飯は、宿近くにあるホルモン横丁に行く。適当に人が入っているような店を探して突入。座ると、二人分のホルモン盛り合わせを用意していくれる。ちょっと堅気の商売をはじめた桂銀淑と言う感じのお姉さんが焼いてくれる。出来上がったら、ほれ、食べなはれ、と言う感じで切って皿にのせてくれる。ホルモンは、在日料理だったはずだが、釜山でも定着しているよう。てっちゃん、みの、マルチョー、なんかが出たよう。詳しく知らないのでよくわからず。とてもうまかった。日本だと、別料金をとられる葉っぱ類がタダというのは、やはり素晴らしい。腹いっぱい食べて、一人、1000円程度。日本円が高いからというのもあるが。

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