2012年3月7日水曜日

釜山港に帰れ 돌아와요 부산항에 (3)


次の日は、キョンジュ(慶州)へ行った。新羅時代の都で、奈良みたいな感じ、とのこと。韓国の歴史については、高校世界史レベルの知識(それももはやぼんやり)しかないので、 どうしても行きたかったってわけでもないのだが、奈良出身の同行者N君のすすめもあり行ってみることに。韓流ドラマは、現代劇しか見ていないのだが、時代劇を見てる人には、おなじみの人物の史跡が数々あるような地域らしい。上記は、KTXの新キョンジュ駅。釜山から20分ほど。キョンジュの町中からは岐阜羽島的に離れているので、ここからバスに乗って中心地へ。
 
 
市内のバスターミナル到着。ここで、レンタルサイクルを借りて、市内の史跡を回ることにする。2時間500円くらい。日本語、英語全く通じないおじさんとジェスチャーで交渉する。帰ってきたら1時間以上オーバーだったが、別に追加料金もとられることなくすんだ。 

 

無造作に古墳の群れが登場。雑草が生えないようにきれいに刈り取られ管理されている。埋葬人不明のものも多いみたい。ポコポコ並ぶ小さな古墳たち。見ているだけで面白かった。日曜だったので、観光客も多かった。高松塚古墳みたいに、中に入れるようになっているものもあった。

 
地球の歩き方に乗っていた古墳群横の葉っぱ飯屋さんに行く。たくさんのおかずとごはんを、いろんな葉っぱ(ゴマの葉とか小松菜みたなのとか、わかめとか)に包んで食べるヘルシー伝統食。一人前10000ウォンくらいだった。歴史趣味の店で、古い新聞やコイン、あるいは、赤ポストや公衆電話、なぜか昔のセーラー服なんてものも展示していた。
 
 
新羅時代の天文台らしい。『善徳女王』とか見ると登場する、らしい。 
 
観光客向けの馬車。くたびれ、あまりにもケアされていないのが丸出しなお馬さんの姿が、何とも切なかった。キッチュなデザインの馬車は、この後、アスファルトの上を疾走させられていた。車にプップッとクラクションならされながら。 
 
子供向けのいろいろを売る屋台。キティちゃんは人気のよう。

この後、入館無料の大型博物館を見物し、自転車を帰して、街から外れたところにある仏国寺までバスで移動する。40分程度バスに乗った。
 
世界遺産に指定されている仏国寺の山門まで5分くらいある場所のバス停で降りる。観光バスなどもとまる駐車場の一角に怪しい車が。「性博物館・ラブキャッスル」と書いてある。どうも、秘宝館みたいなものらしい。ちょっと行ってみたかったが、時間の関係でパス。観光地の近くにこの手のものがある、というのは日本と似ている。熱海や伊勢に確かあったんですよね。今でもあるのか。他の国、全然知らないので、世界共通かもしれないけど。 

 
仏さまは、内部から撮影禁止になっていた。 観光客がほとんどだが、仏殿に上がって近くで拝もう、というような人はちゃんと信仰のある人たちだけのようだった。その人たちは、韓国式の立ったり座ったりするお祈りをしていた。

ここからさらにバスにのり、ソックラム(石窟庵)に行く。http://www.tabijin.com/setkutsuann.htmlここなど参照。写真撮影だめだったので、外から。このあたり、結構な山であった。釜山の初日は大阪と同じくらいの気温だったのだが、キョンジュは、あるいは、この日は結構冷え込んで、二人ともちょっと風邪気味になってしまった。ここでもバス停から、ソックラムまで10分程度山道を歩かされる。途中で、徐々に雪が降り始め、帰りには吹雪になった。


 
最終バスがあるため、急いで駐車場に戻る。本当に冷え込んだ。

 
キョンジュ市内の高速バスターミナル。帰りはバスで釜山に戻ることにした。一時間程度。しかし、釜山市内のバスターミナルが大分町はずれにあるので、そこから市街地の宿のあたりまで帰るのにさらに40分くらい。ヘトヘトだった。去年、一度行って美味かったカルグクス(うどんと素麺の間みたいな麺)屋さんに行って食べ、宿に戻って早めに寝た。
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