2017年3月5日日曜日

観客席で隣のスマホが目に入る

吉本、NGK横の小ホールみたいなことろで、お笑いライブがあった。用事で行けなくなったからともらったチケットで行く。天竺鼠の単独ライブで、特に好きでも嫌いでもないコンビだったが、なかなか面白かった。同じくチケットもらって行った銀シャリの単独もそうだったが、ブリッジで流すビデオが一番受けていたりして、なんとなくテレビ的だなと思ったりもした。ひとつのコンビのネタやイベント、どれくらいのメンバーで作っているのかとか気になったりもした。客層は20代以下が中心で8割くらいは女性だった。400人くらいのホールだったが、満員だった。彼らくらいになったら、十分食べて行けるのだろうか、そうでもないのか。始まるまでの時間、観客席のほとんどがスマホをながめているのが印象的だった。「天竺鼠、楽しみ」とかつぶやいたり、なんかしているのだろうか。自分はまだガラケー使っているので、SNSとの付き合い方は多分一世代前の感覚なのだと思う。ミクシーなんかもそうだったが、自分なりに面白いと思う文章を書いて、面白いと思ってくれる人がいればうれしい。ツイッターでもブログでも、ちょっと何かを作る作業というイメージもある、気もする。言いすぎかもしれないが。しかし、スマホでひっきりなしにコミュニケーションしている人たちは、自分のような、へんな期待はしていないようにも見える。友達とあったら挨拶するように、常に知り合いとのやりとり世界の中にいて、ひとりの時でも、その時の自分を表現し続けているだけ、というような。どうなんだろう。横の人の、沢山「いいね」やらの反応がたまっているように見えるスマホ画面をちらっとみて、ちょっとひねったつぶやきに一つ二つ反応があるだけで喜んでいる自分が、何かとても寂しい人間のように思えた。

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