2017年3月20日月曜日

薄い毎日

先週は濃かった。珍しく、遠出をしたからだ。今週は薄い。夜行バスで帰ってきて、非日常の余韻に浸って一日が過ぎ、これではだめだと二日過ぎ、そして何してたか覚えていない時間が何時間も続いた。やるべきことがたまっているのだ。何をしたらいいのかも分かっている。それなのに、いつものように、というべきか、いつも以上にというべきか、仕事に手がつかず、焦燥感だけが募るのであった。他人と比較しても仕方がない。それは分かっている、つもりになっている。とはいえ、目をカッと見開いたままで「他」を気にしないほどの修業はぜんぜん出来ていないので、もともと細い目をより細く絞って、周りがハッキリとは見えない様にしているのだ。だから、何かのタイミングで、いきなり目を見開かされるようなことがあったら、ギョッとして普段押し殺しているもやもやがあふれ出てきてしまう、なんてことになってしまう。まともに生きている人たちに比べて、自分はなんて薄い生を生きてしまっているのか。バチが当たる。そのうちきっとバチが当たるに決まっている。そんな恐怖に襲われる。いま、この状態こそがバチなのだろうと思いたいが、バチなんてもの、そんなに甘い物ではにという気がしてしまって仕方がない。

0 件のコメント:

コメントを投稿